「食べる量は減ってるのに、体重が増える…」
「昔と同じ生活をしているのに太りやすくなった気がする…」
そんなお悩み、50代女性にはとても多いです。
その“太りやすく、痩せにくい体質”を左右するカギが【基礎代謝】です。
基礎代謝を知れば、「自分の消費エネルギー=どれくらい食べていいか」の目安がわかります。
つまり、50代女性のダイエットや健康維持において「基礎代謝の理解」は必須なのです。
この記事では、50代女性の基礎代謝について、わかりやすく・実用的に解説します。
そもそも「基礎代謝」って何?

基礎代謝とは、
「寝ていても消費される、生きているだけで使われるエネルギー」
1日の総消費カロリーのうち、実に60〜70%がこの基礎代謝です。
つまり、ダイエットで運動を頑張るよりも、「基礎代謝を上げる」ことがより重要になるのです。
基礎代謝は以下の要素で決まります:
- 筋肉量(これが最も大きな要因!)
- 性別(男性より女性は低め)
- 年齢(加齢とともに低下)
- 体格(身長・体重)
- ホルモンバランス(女性ホルモンの変化も影響大)
50代は閉経や筋肉量の低下により、代謝が落ちやすくなる年代です。だからこそ、正しく理解して、対策することが大切です。
50代女性の基礎代謝の平均値一覧

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を参考にすると、50代女性の基礎代謝は以下の通りです。
年齢 | 基礎代謝基準値(kcal/kg) | 体重の目安(kg) | 基礎代謝量の目安(kcal) |
---|---|---|---|
50〜69歳女性 | 19.7 | 50〜55 | 約985〜1,085kcal |
50代女性の平均的な基礎代謝は1,000kcal前後。
20代と比べて、約200kcalほど低くなります。
つまり、20代と同じ食事をしていると太りやすい状態になっているのです!
50代前半・後半で違う?年齢別の基礎代謝の違い

50代といっても、前半と後半では体に変化が現れやすい時期です。
50〜54歳:更年期前後の変化期
ホルモンバランスの乱れや筋力低下が始まる頃。疲れやすく、脂肪がつきやすいと感じる人も。
基礎代謝量:約1,000〜1,050kcal
55〜59歳:落ち着きつつあるが代謝はさらに低下
閉経後のホルモン変化が落ち着く一方、筋肉量の減少が続きやすく、代謝の維持が課題に。
基礎代謝量:約950〜1,000kcal
ライフスタイルで変わる!あなたの代謝タイプ診断!

50代女性でも、日々の生活スタイルによって基礎代謝には大きな差が出ます。
【例①】筋トレ・ウォーキングを継続 → 代謝維持・向上型
筋肉を意識して動かしている人は代謝が高め。
基礎代謝:1,100〜1,200kcal程度
【例②】立ち仕事や家事が中心 → 標準型
身体をよく動かしているが、筋トレなどはしていないタイプ。
基礎代謝:1,000〜1,100kcal程度
【例③】デスクワーク中心・運動習慣なし → 代謝低下型
筋肉量が減少しやすく、代謝も低下。
基礎代謝:950〜1,000kcal程度
基礎代謝をキープするための7つの習慣【50代編】

50代こそ、「代謝を守る」意識が大切です。以下の習慣を意識することで、痩せやすく健康的な体を保ちましょう。
- 週に2〜3回の筋トレ(特に下半身)
- 1日3食、特に朝食はしっかり食べる
- 7時間以上の睡眠でホルモンバランスを整える
- 湯船に浸かって体を温める
- こまめな水分補給(1.5〜2L/日)
- タンパク質を積極的に(肉・魚・豆・卵)
- ストレスケア(瞑想・趣味・深呼吸など)
基礎代謝から摂取カロリーを計算してみよう

「1日にどれくらい食べれば太らない?」という疑問を解決するためには、
基礎代謝 × 活動レベル を知るのがポイントです。
自分の生活スタイルに合った「適正な食事量」がわかることで、
リバウンドしにくく、続けやすいダイエットができます!
👉 詳しい計算方法はこちらの記事で紹介しています▼
まとめ|50代女性こそ「基礎代謝」を意識して健康的に痩せよう!
- 50代女性の平均基礎代謝は約1,000〜1,100kcal
- 年齢・筋肉量・生活習慣によって個人差がある
- ホルモンや筋肉の変化により代謝は低下しやすい
- 「守る・育てる」意識が今後の体づくりのカギ!
50代は“今までのダイエットが通用しなくなる”年代です。
ですが、基礎代謝を味方につければ、健康的に美しく痩せることができます。
未来の自分のために、今から「代謝ケア」始めてみませんか?
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