【年齢別に解説】体脂肪率の分類とは？女性の平均値と健康の目安も紹介

「体重はそんなに多くないのに、見た目がぽっちゃりしてきた…」
「ダイエットして体重は減ったけど、なんだか引き締まらない…」

そんな悩みを持つ20代〜50代女性に知っておいてほしいのが【体脂肪率】です。
体脂肪率は、体重では測れない“見た目のシルエット”や“健康状態”に大きく関わる指標。

この記事では、年齢別の体脂肪率の平均値や、どの数値から「肥満」と判定されるのか、そして引き締まった体を目指すためのヒントまでを、詳しく解説します。

体脂肪率とは？体重やBMIとの違い

体脂肪率とは、体に占める「脂肪の割合」のこと。
たとえば体重が50kgで体脂肪率が25%なら、12.5kgが脂肪ということになります。

一方、体重やBMIは“全体の重さ”だけを見た数値のため、筋肉質な人でも「太っている」と判定されてしまうことも。

つまり、体脂肪率こそが「脂肪が多いのか少ないのか」を正確に知るために欠かせない数値です。

女性の場合、体脂肪率の分類は以下のようになります。

一般的に「30％以上」が肥満傾向にあるとされますが、年齢によって適正範囲は異なります。

体脂肪率は、加齢とともに自然と高くなる傾向があります。筋肉量が減少しやすくなるためです。
以下に、年代別の体脂肪率の「平均値」と「目安範囲」をご紹介します。

年代	平均体脂肪率	適正範囲の目安	肥満とされる目安
20代	約24～26％	20～27％	30％以上
30代	約26～28％	22～29％	32％以上
40代	約28～30％	24～31％	34％以上
50代	約30～32％	26～33％	35％以上

※数値は厚生労働省やInBodyなどの各種調査・文献をもとにした推定値です。

特に30代以降は「体重が増えていないのに体脂肪率が上がる」ケースも多くなり、筋肉量の維持が大切になってきます。

脂肪は筋肉よりも体積が大きいため、**同じ体重でも体脂肪率が高いと“太って見える”**ことがあります。

たとえば、体重55kgで体脂肪率35％の人と、同じ55kgで体脂肪率25％の人では、後者の方が引き締まって見えることが多いです。

体重だけでなく、体脂肪率（筋肉と脂肪のバランス）を意識することが「見た目痩せ」の鍵になります。

体脂肪率が高くなると、見た目だけでなく、健康面でもリスクが増えます。

特に内臓脂肪が多い「隠れ肥満」は、自覚しにくく見過ごされがちです。健康診断や体組成測定を定期的に行いましょう。

体脂肪率をコントロールするには、運動・食事・生活習慣の3つがカギです。

無理なダイエットよりも、「体脂肪率」を意識した日々のケアが、健康的で美しい体をつくる近道です！